Steam版「テイルズ オブ アライズ」(以下、アライズ)をエントリーレベルのグラフィックボード「NVIDIA GeForce GTX 1650」で快適にプレイできるか試してみました。結論から言うと快適にプレイ可能です。
テイルズ オブ アライズ のシステム要件は下記の通り
最低 | 推奨 | |
OS | Windows 10 64-bit | |
プロセッサ | Intel Core i5-2300 AMD Ryzen 3 1200 | Intel Core i5-4590 AMD FX-8350 |
メモリ | 8GB | |
グラフィック | GeForce GTX 760 Radeon HD 7950 | GeForce GTX 970 Radeon R9 390 |
DirectX | Version 11 | |
ストレージ | 45GB 利用可能 |
当方のシステム環境
CPU:Intel Core i7-4790 CPU @ 3.60GHz
RAM:16GB(16290.324MB)
グラボ:NVIDIA GeForce GTX 1650
テイルズ オブ アライズーグラフィックの設定項目
テイルズ オブ アライズのグラフィック設定項目は以下の通り。
設定できる解像度は4つ。
- 1366 x 768
- 1600 x 900
- 1920 x 1080
- 2715 x 1527
以下では③フルスクリーンモードでの検証になります。
高画質モードのプレイ
初期設定では「描画解像度のスケール」は「100」。初期設定だと常時60fpsという感じで動作。プレイに全く問題はありません。
初期設定を少しいじってアンチエイリアスを最高設定にしたところ、fpsは常時55-60fps程度。なお、検証時はフレームレート制限を解除していますが、あまり数値に変化はなく、GeForce GTX 1650の性能ではこの辺りが限界であると推察されます。
フルHDでのプレイは全く支障なし。
最高画質のプレイ
解像度を1920 x 1080、「描画解像度のスケール」を最高の「200」 にしたところ、fpsが大幅にダウン。およそ25fpsで明らかなカクツキが見られました。解像度を最低の1366 x 768に落とすとおよそ60fps程度になりますが、 「描画解像度のスケール100 & フルHD」よりもかなり画質が荒くなるので、意味なし。解像度1600 x 900の段階でfpsは大幅にダウン。
背景を詳細に描写するとプレイはキツイ。
比較画像
次に、高画質(一枚目)と最高画質(二枚目)の画像を比較します。クリックで拡大します。


よく見ると背景のテクスチャーに若干の違いがあります。最高画質ではクッキリと映っています。ただ、高画質でも充分キレイ。
「テイルズ オブ アライズ」はNVIDIA GeForce GTX 1650で快適にプレイ可能かを検証 まとめ
ディスプレイがフルHDまでなら最高画質にする恩恵はあまりないかもしれません。初期設定でも充分にキレイで常時60fpsなので、GeForce GTX 1650があれば快適にプレイ可能です。
また、当方は初期設定からアンチエイリアスだけ最高設定にしてプレイしています。fpsは平均55ほどで、瞬間的に47程度に落ちることがありますが、画面上ではカクついたりということはなく、快適にプレイしています。
グラボの温度とファンスピードですが、初期設定+アルファのフルHDでのプレイで2時間ほどプレイした時点で67℃をキープ(室温26程度)。ファンスピードは常時41%。ファンはかなりうるさいので、MSI Afterburnerで温度を見ながらファンスピードを落とすと良いです。
番外編 神ゲーになった「テイルズ オブ アライズ」
「テイルズ オブ シンフォニアはゲームキューブでしか出さない」と言われてゲームキューブを買い(後にPS2で販売)、 「テイルズ オブ ヴェスペリアはXbox 360でしか出さない」と言われて Xbox 360 を買った(後にPS3で完全版が販売) テイルズファン(カモ)です。
テイルズシリーズは、番外編以外のメインタイトルはヴェスペリアくらいまで全部プレイ。対応ハードがPS4になってから興味を失った(PS4持ってないので)テイルズですが、テイルズ オブ アライズはSteamでも販売、なおかつプレビュー画像を見る限り面白そうだったので思い切って購入。
久しぶりのテイルズですが、評判どおりの神ゲーでした。
以下レビューです。最後にプレイしたエクシリアとの比較になります。
物語は面白く、演出もアツい
ストーリーは過去の作品と比べても上位を争う出来だと思います。演出は過去最高レベル。プレビュー画像では従来のテイルズと雰囲気が異なり「とっつきにくい」印象がありましたが、実際にプレイすると「いつものテイルズ」で往年のファンも違和感なく楽しめる作品だと思います。
キャラデザがいい!
ヒロインのシオンがかわいい。それだけで買う価値あり。また、プレイ前は今までと違う大人っぽいテイルズみたいな雰囲気を予感していましたが、仲間とのノリはいつものテイルズという感じで安心。コミカルなスキットも健在。
テンポがよく快適にプレイ可能
バトルスコア表示をフィールド画面に戻ってから表示したり(その間移動することが可能)、スキットでセリフをスキップ出来たり、一度行った場所へワープできたりとストレスなく楽しめる仕様になっています。この辺りの快適性はしっかりと時代の流れを汲んでいて好感が持てます。
過去最高のバトルシステムは爽快感がすごい
今回の戦闘ではXYAボタンに技を割り当て、R1で通常攻撃。テイルズ オブ ベルセリアでは通常攻撃がなくなりましたが、今回元に戻りました。
さらに今回は全てのキャラに空中専用技が追加。空中コンボはテイルズの大きな魅力なので、やりやすくなって非常に良いです。もともとバトルの楽しさに定評のあるテイルズですが、さらに磨きがかかりました。
また、秘奥義だけでなく、ブーストストライクという個人の特殊効果のある技(ガードブレイクや魔法キャンセルなど)の他、コンボを続けることで強力な必殺技が発動。二人技ですがキャラは6人なので15通り存在。これがドーンと決まってバトルが終わると爽快感があります。
CPシステムの導入
戦闘中の技や魔法は時間経過などで貯まるアタックゲージを消費するシステムですが、回復だけはパーティ共用のCPポイントを消費するシステム。CPポイントは自然回復せず、宿に泊まったりオレンジグミなどのアイテムで回復します。このCPポイントのマネジメントが結構シビアで無限に回復というわけには行かず、緊張感があります。いいバランスの難易度だと思います。
料理システムも健在 釣りでしか取れないアイテムも
今回は宿に泊まったときに料理を作るシステムです。料理には効果時間があり、バトルで消化される仕組み。キャラごとに得意料理があり、追加効果が得られるのもお約束です。釣りミニゲームもなかなか考えられていて楽しいです。
残念ポイント
敢えて残念ポイントを挙げると「ナム孤島」のような寄り道などがないところ。あとはバトル後の会話がほとんどなくなってしまいました。ラスボス手前ですが、恒例の「ちょろ甘」セリフも2度しか聞けていません。
神ゲーになった「テイルズ オブ アライズ」 まとめ
個人的に過去最高になったテイルズ。高評価なのも頷ける納得の内容。ちょっと高いですが買ってよかったです。

