「Google Translateでオリジナル英単語帳を作ろう 」の続きです。やはりどうせなら英英辞書を付けた方がいいのではないかと思案。それも自動で変換するのが望ましい。ということでやってみました。
GoogleスプレッドシートにJavaScriptの機能を組み込むスクリプトエディタを使いますが、JavaScriptの知識がなくても出来るように手順を書くので、興味のある方はトライしてみてください。
スクリプトエディタを開いてスクリプトを作成
- [Googleスプレッドシート]>[ツール]>[スクリプトエディタ]と進みクリック
- [ファイル]>[新規作成]>[スクリプトファイルを作成]
ファイル名は任意ですがここでは「eng_to_eng.gs」とします。
gsはJavaScriptのファイル形式です
コードを記述
以下をコピペし、[ファイル>保存]
python
function eng_to_eng(keyword) {
var response = UrlFetchApp.fetch("https://glosbe.com/gapi/translate?from=eng&dest=eng&format=json&phrase="+keyword+"&pretty=true");
var root=JSON.parse(response);
return(root.tuc[0].meanings[0].text);
}
意味ですが、一行目で「eng_to_eng」という関数を指定。引数にkeywordを指定します。
2行目でresponseという変数を作成し、「https://glosbe.com」というサイトから引数に指定した単語の訳のデータを取得します(APIという技術によるもの)。
「from=eng、dest=eng」としてありますが、fromで指定したものが翻訳元の言語コード、destでで指定したものが翻訳先の言語コードです。
例えば「from=eng、dest=jpn」と指定すると英和になります。
[var root=JSON.parse(response);]は変数 rootを作成し、データを文字列に変換したオブジェクトを作るためのものです。
[return(root.tuc[0].meanings[0].text);]で[翻訳先のデータを取得し、表示させます。
コピペして保存したら、[実行]>[関数を実行>[eng_to_eng]をクリック。
これでオリジナル関数eng_to_engが登録されます。後は他の関数と同様にeng_to_eng()を使用可能。
例えばA2セルに[relegate]、B2セルに[=eng_to_eng(A2)]と指定するとB2セルに[Refer or submit]などと出てきます。
Googleスプレッドシートで英英辞書つき英単語帳を作る方法 まとめ
英語を勉強していて未知の単語に出くわしたときは英英辞典も併せて知っておくと理解が深まります。ちょっとしたことですが圧倒的に差が出ます。