後日談① CPUファンの向きを間違えてしもうたがな!
初めての自作PCは無事完成しました。まだ熱は冷めやらず、暇なときに自作PC系YouTubeやケースファンの取り付け方などの動画を見ているのですが、昨日CPUファンを逆向けに取り付けていたことに気付きました。つまり、CPUの熱をPCケース内部に放出していたということ…っ! これです。
左に見える白い背面ケースファンは空気を出そうとするも、CPUクーラーファンが空気を取り入れようとする悪魔的構造。
ファンクリップを外して正しい位置に取り付けました。
ファンはガードがある面が排気面ということを知らず。いや~ まいった まいった。
CPUクーラーのファンを正しい向きにした時の温度変化
当たり前の話ですが、温度は全体的に下がりました。フリーソフト「CPUID HWMonitor」による計測温度は以下の通り。
パーツ | ファン変更前(誤) | ファン変更後(正) |
---|---|---|
CPU Ryzen 5600 パッケージ全体 | 46.8 | 43.8(▽3.0) |
M.2 SSD (WD BLACK SN770 1TB) | 49.0 | 41.0(▽8.0) |
NVIDIA GeForce GTX 1650 | 36.0 | 40.0(▲4.0) |
念のために計測ソフト以外のプログラムは全て閉じてクールダウン時間を設けた後の温度です。室内の温度は28℃で、Windows 11の電力設定は省電力モードにしています。
なぜかグラボの温度が上がる謎現象ですが、グラボはファンが回っていない状態で、かつファンの位置が遠くなったことが原因と考えられます。間違った場所での取り付けではファンがグラボの真上にあり、空気の流入が図らずもグラボを冷やしていたようです。
逆にCPUの温度は期待通り3℃ダウン。もっとも顕著に下がったのがM.2 SSDで、間違った取り付けでは8℃も温度が上がってしまっていました。
後日談② Windows11でのプチトラブルと解決した方法
手持ちの10年落ちレーザープリンターのドライバがWindows 11に対応しておらず、使用不可になりました。困った。
今回は新たに購入したM.2 SSDにWindows 11をクリーンインストールしたのですが、保険として旧PCのメインドライブとして使っていたSSD(Windows 10入り)を取り付けておいたのが奏功。
MSIのマザーボードはロゴ表示時にF11を押すと起動ドライブが選択できますので、プリンターを使いたいときは旧メインドライブを選択してWindows 10を起動。今まで通りプリンターを使用することができました。多少面倒ですが、そこまで頻繁にプリンターを使うわけではないので、当面はこの状態で使用したいと思います。
また、保険として「雷サージ」付きのコンセプトタップを購入してとりつけました。数百円なので買って損はありません。私の選んだものはノイズ除去機能があるのですが、電源ユニットの一定周期ごとになっていたブーンという音がなくなった気がします。
ちなみに「アース」は別の場所に落ちた雷が地面を伝って逆流してくる場合があり(逆サージ)、雷対策にはならないそうです。