Windowsについての話題です。
WindowsキーとRを同時押しすると「ファイル名を指定して実行」という小窓が開き、ここから「cmd」と打つとコマンドプロンプトが、「mspaint」と打つとペイントアプリが、「notepad」と打つとメモ帳が開きます。
キーボードから手を放さずに操作できるので重宝しますが、普段使うのは上記3つくらい。ここにオリジナルのコマンドを登録し、任意のコマンドで任意のプログラムを起動するための方法を解説します。
フォルダにPATHを通す設定 環境変数の設定
まずはフォルダを作成して、そのフォルダにPATHを通す作業をします。フォルダの名前や場所は何でもよいのですが、私の場合は「MyShortcut」というフォルダを「C:\Program Files」直下に作成しました。
続いて、作成したフォルダにPATHを通す方法です。
まずWindowsキーとPAUSEキーを同時押しして[システム設定]を開きます(コントロールパネルからシステムと辿ってもいいです)。
[システムの詳細設定]をクリック

環境変数をクリックします。

するとこのような画面↓になるので、システム環境変数>Pathを選び、編集ボタンをクリック。

新規を選んで、先ほど作ったフォルダをフルパスで登録します。この際、最後にバックスペースを追加します。

OKをクリックして終了します。
ショートカットの作成
次に、ショートカットで呼び出したいプログラムの登録です。
どころでもいいのでフォルダを開き、何もないところで右クリック>その他のオプションを確認>新規作成>ショートカットの作成とたどってショートカット作成ダイアログを表示します。

ここに、目的のプログラムをフルパスで指定します。「.exe」まで含む必要があります。
自分でインストールしたプログラムであれば、プログラムを右クリック>プロパティから「リンク先」というところをコピペすればOKです。
[次へ]を押してショートカットに使いたい名前を付けます。打ちやすくて短い名前にしておきましょう。できれば2文字。 OKを押して終了します。
プログラムの登録
作成したショートカットを、Step 1で作ったフォルダへ、ドラッグアンドドロップで移動します。権限の確認ダイアログが表示された場合は許可をクリック。
これでショートカットでプログラムを呼び出す準備は完了です。
登録したプログラムの実行方法
呼び出し方ですが、Windowsキー+Rキーを同時押しして「ファイル名を指定して実行」を起動、先ほど登録したショートカット名を打ち込むと、登録したプログラムが起動します。
例えば「C:\Program Files (x86)\TeraPad\TeraPad.exe」へのショートカットを「tera」という名前にしてフォルダへ登録した場合、「ファイル名を指定して実行」の入力欄に[tera] と入力してエンターを押すと、TeraPad.exeが実行されてTeraPadアプリが起動します。
ちなみに、この方法はプログラムだけでなく、フォルダやバッチファイルをショートカットで登録することも可能です。手順は同じで、フォルダの場合はフォルダまでのフルパスを登録します。よく使うフォルダは打ちやすい名前でショートカットを作成しておくとラクです。バッチファイルの場合はコピーして放り込む、または直接放り込んでも良いです。これも打ちやすい名前にしておくと便利です。
バッチファイルの作成方法は下記記事をご覧ください(新しいタブで開きます)
Pythonコードを実行する「バッチファイル」で作業を自動化~実装は思ったより簡単だった&超絶便利 - OLD ROOKIE
Windowsキー+Rで任意のプログラムを起動する方法 まとめ
この記事では、「ファイル名を指定して実行」に任意のプログラムを登録する方法について解説しました。この方法を使えば、普段よく使うアプリをすばやく起動でき、作業効率が大幅に向上します。ぜひ、あなたのお気に入りのアプリも登録して、快適なPCライフを送ってみてください。