ミラーレスカメラが脚光を浴びて一眼レフが押されている印象がありますが、初心者はどちらを選べばよいのでしょうか?
結論から言うと、初心者がエントリーモデルを買うならミラーレスカメラよりも一眼レフカメラがおすすめです。
筆者が最近購入した「Nikon D3400」と売れ線の一眼レフカメラ 「Canon EOS Kiss X9」 を例に出しつつ説明したいと思います。
一眼レフかミラーレスか。それが問題だ。
一眼レフかミラーレスかという2択のうち、トレンドで言えば圧倒的に「ミラーレス」。ミラーレスは映像を処理してディスプレイに表示するまでにラグが生じるというデメリットがありましたが、技術の進歩で最近は一眼レフとの差がないといっても過言ではないようです。
将来的には全てのカメラがミラーレス化していくのは間違いない。Canonが初のミラーレスを出したこともあり、ますますミラーレスカメラ市場が盛り上がってます。
ということは逆に言えば一眼レフ、中でもミラーレスと直接競合するエントリーモデルの一眼レフがお買い得になる狙い目です。
おすすめのエントリー一眼レフカメラ
今回本格的なカメラを初めて買う&高い買い物で失敗したくないということで徹底的に下調べをしました。
候補として落ち着いたのが定番の「Nikon D3400」と「Canon EOS Kiss X9」。
Nikon D3400(2016年9月16日発売)がレンズキットで5万円、ダブルズームキットで6万円程度。最新型のCanon EOS Kiss X9の場合だと、レンズキットで6万円、ダブルズームキットで7万円程度。
本体は消耗品とのことですがレンズは長く使えるらしいのでダブルズームキットを用意したいところ
性能的には「Nikon D3400」の処理エンジンは一世代古いとのこと。とはいえ処理エンジンが多少古くても素人には分からないレベル。
センサーサイズはNikon D3400、Canon EOS Kiss X9共にAPS-Cに準じた規格。
この規格はフルサイズと比較して40%程度とのことですが、フルサイズとなると最も安いものでもボディだけで10万を超えてしまいます。
フルサイズの方がいいと思いがちですが、そもそも広い範囲を撮らないのであれば、フルサイズは別段必要ないという意見もあります。
子供を撮るのが中心で、写真を見るのはせいぜいFHDの液晶 or iPhone程度、なおかつ、プロカメラマンになるわけでもないので、これで十分であるとの結論に。やはりライブビューでなく、ファインダーでバシバシ撮れる一眼レフはいいものです。
無論、液晶を見ながら撮るライブビューモードもついてます。
CanonでなくNikonを選びましたが、これは好みの問題です。
エントリーレベルの一眼レフはミラーレス並みに軽い

ミラーレスカメラ唯一にして最大のメリットは軽さ。例えばキャノンのミラーレス「EOS M100で約302g」です。
一方、上記の一眼レフNikon D3400、Canon EOS Kiss X9はともに約460g。
ちなみにiPad mini 4が298g、最新型iPadが469g
これをどう捉えるかですが、私の意見は結局レンズが重い。本体がどうであれレンズの重さは同じなので、ミラーレスカメラといえどそれなりの重量になってしまいます。
カメラバッグを肩に掛けるときにこの160gの差がそこまで違うかというと、そうでもないのではないかと思います。250mlのペットボトルの中身が半分ちょっと残っている程度の差で、ミラーレスカメラに圧倒的な利点があるわけではありません。
結局カバンに入れて持ち運ぶことを考えるとカバンの重さ(軽くても400g程度)も加わり、ますます160gの割合は少なくなります。
とは言え軽いに越したことはないということで比較的軽めのエントリーモデルNikon D3400、Canon EOS Kiss X9をお勧めしている訳です。
個人的にはダブルズームレンズキットで6万のNikon D3400が狙い目かなと思います
また、最近の機種では改善されていますが、AFが遅いという問題があります。本格的なカメラを買うのは子供を持つ親が多いと思いますが、動き回る子供をしっかり写すには、やはりリアルタイムで撮影できるファインダー付きが望ましいと思います。
Nikon D3400の付属品と必需品のアクセサリーについて
ニコンのダブルレンズキットの付属品はNion純正のストラップ、バッテリー、バッテリーチャージャー。
SDカードで記録しますが付属していないので自前で用意する必要があります。フルサイズのSDカードなのでMicroSDカードを使用する場合はアダプタが必要です。
その他絶対にあった方がいいのがレンズ保護フィルター。
レンズ保護フィルター
レンズは超デリケート&高価なので絶対にあった方がいいです。というか必須。存在を知らなかったので買う前にカメラを使っちゃいましたが出来れば使用前に買ってつけてから使った方がいいでしょう。レンズに小傷が入ってしまいテンションがた落ちということになりかねないです。
廉価な他メーカーのものもありますが、レビューを見る限り純正品が安心です。
レンズ保護フィルターはレンズに記載されているレンズ口径を確認する必要があります。Nikon D3400は55mmと58㎜です。
レンズキットの場合は望遠レンズは付属してないので58㎜のものは不要です
Canon EOS Kiss X9はのダブルレンズキットは2つのレンズ共に58㎜です。
レンズキットなら1個、ダブルズームキットなら2個必要です。さらに万全を期すならフードがおススメとのこと。キズはもちろん紫外線の影響をカットしてくれるシロモノです。
あとはカメラバッグ。持ち運ぶなら必須です。とりあえずこれを購入しました。
カメラクリーニングキットと合わせて注文するとこの商品がタダになります(\1,000相当)。
まとめ
良い写真が撮れるのはもちろんですが、スマホの性能が向上している今敢えてカメラを買う必要性は低くなっているのですが、それでも一眼レフが売れている理由として思い当たるのが一眼レフをいじる楽しさ。これに尽きると思います。
安価なものでも一眼レフを持てば気分はカメラマン。写真を撮りたくなります。
少々高い買い物ですが買って良かったと思います。