以前からベッドをDIYするよう家族から要請があったものの大変そうなので黙殺していたのですが、設計図を書いてみると意外と出来そうな気がして重い腰を上げました。
とはいえ、いきなりベッドを作っても失敗しそうなのでまずはテーブルを作ってみることにしました。
木の切断は思ったより簡単
「初めてのDIY」における第一の関門は木の切断。
木の切断は「電動丸ノコ」を使わなくてはならないイメージがあり、作業台を用意したりとハードルが高い印象があって二の足を踏んでいましたが、手挽きの鋸でギコギコやると、割とあっさり切れました。最近の鋸は性能がいいのか、1000円くらいのもので12cmの角材も問題なく切断が可能。
これを発見してからDIYのハードルがぐっと下がりました。
レビューに惹かれて買ったノコギリがあるのですが、よく見たら用途はキャンプで火を付ける枝を切って集める用。刃渡り12センチで短いよ・・・
家庭用なら刃渡り20センチくらいのタイプがいいと思います。長いと切り口が真っ直ぐになります。
木の切断に問題がないことが分かったので本腰を入れてDIYに取り組むことになりました。
というわけで、次は電動ドライバー。一個あると何かと便利なので電動ドライバーを購入することにしました。
電動ドライバーを選んだポイント
電動ドライバーの購入に際して色々と調べたのですが、電動ドライバーは大きく分けてクラッチ機構のついた「ドライバードリル」と「インパクトドライバー」というものがあります。
クラッチ付きの「ドライバードリル」は一定以上の力が加わるとドライバーが空回りする仕組みになっていてネジの頭をナメにくくなっています。
大体10-15段階ほどのクラッチが付いていて、まず一番弱い(数字の小さい)力でネジを回し、空回りしだしたらクラッチの番号を1つ挙げてやっていくというのがセオリーのようです。
最初はそれを知らず、最強トルクでネジを回しネジの頭がなめてしまいました。
一方インパクトドライバーはネジ込みと同時に打撃を加えることでグイグイネジをねじ込んでいくものです。
パワーは強いのですが高価なこと、ネジを舐めやすい?ということ、DIYにそこまでのパワーは要らないこと、うるさいことから今回は対象外としました。
YouTubeなどで紹介しているのは大抵インパクトドライバーですが、家を建てたりする大工などプロ目線のものがほとんど。
2x4木材を使用したベッドや棚をつくる程度のDIYではそこまでのものは不要です。
ドライバードリル選びのポイントは「トルク」と「バッテリー」
そんなドライバードリルですが選ぶポイントは「トルク」と「バッテリー」。
トルクはネジを締める力で、バッテリーはバッテリータイプかコンセプトタイプかというところ。
トルクについては商品ページに必ず記載があります。20~30ニュートンくらは欲しいところ。
「バッテリー」については長時間作業するつもりはないこと、玄関先での作業となるため取り回しの良いバッテリータイプとしました。
ただ、同じバッテリータイプでもニッカド電池でなくリチウムイオン電池が良いようです。リチウムイオン電池は継ぎ足し充電しても劣化せずそれなりに長持ちするそうです。
ドライバーの先端につけるビット
ドライバードリルの先端に取り付けるドライバービット。中華製品には付属品がたっぷりついた電動ドライバーセットがありますがほぼ使い物にならないと思って良いです。
別途買い足すことになるので付属品の有無は一切考慮せず選んだ方が良いです。
ドライバービットは長いものより短い方が力を加えやすいと思いがちですが実は逆。さらに、長い方がネジに対してまっすぐドライバーが入っているかも確認しやすいです。
ドライバーに付属していたものは短い上、先端部分もシャープでなかったので、ホームセンターでドライバービットセットを買い足しました(ドライバー本体の裏にあるやつです)。
安い中華製の電動ドライバーを購入した経験がありますが、作りの精度は低く、バリがのこっていたり、バッテリーが異様に取り外しにくかったりと不満が多かったです。大量の付属ビットに惹かれて購入しましたが、そちらも精度が低くて使い物にならず、結局一式を別途購入することになり、却って出費が増えてしまいました。
失敗だらけ!初めてのDIY
簡単にできると思ったテーブルですが数々の失敗をやらかしたので戒めとして書いておこうと思います。作り方としては「すのこ」を作って脚を付けるという単純なもの。
失敗① 木にビスを打ったら、木が割れてしもたがな!
木にネジ(ビス)を打つときには下穴を打たないと木材がぱっくり割れてしまうことが。↓
慌ててダイソーにて下穴用ビットを買って作業したのですがすぐにへし折れて使い物にならず。やっぱり安物はアカンね。
ちゃんとした下穴ビットが必要ですが、どうせならネジ頭を隠せるスペースが削れる皿取りビットがおすすめです。
失敗② ネジが舐めてしもたがな!
ダイヤルの使い方が最初分からずネジをフルパワーでねじ込んだら頭がナメてしまいました。しかも木材に中途半端に刺さって飛び出すという悲惨な結果に。釘でなくネジなので取れません。
電動ドライバーを使うときはまず最弱のトルクでゆっくりとやるべきでした。
また、ネジ頭が浅いものはナメやすい。ネジはちゃんとしたものに辿り着くまで失敗つづきでしたが、最終的に頭の切込みサイズ「2」の「コーススレッド」に落ち着きました。
長さの目安は木材の厚さの2倍程度とのことですが、直径が大きいとそれだけ木材が割れやすくなるので下穴は必須だと思います。
失敗③ 「死に節」のある木材を買ってしもたがな!
ホームセンターに売っている木材はサイズに気をとられてあまりよく見ずに買ったのですが、いわゆる「死に節」と呼ばれる死んだ節がある木を買ってしまいました。
木材を選ぶときは死に節がないもの・反りがないものを選びますが、反りはめちゃくちゃ反っているものもあるのでよく見て買いましょう。
木材でのDIY 必需品
鋸とネジと電動ドライバーセットだけでなんとかなるかと初めは思いましたが全然ダメでした。ということで初めから揃えた方が良いものを記しておきます。
サシガネ(直角定規)
鋸で切るところは鉛筆で印をつけますがこういったものがあると木材にまっすぐ線を描くことができるためかなり便利です。というか必需品です。
木工ボンド
単純に強度を上げるためあった方がよいです。最近のは性能が良いらしくこれだけでかなりの接着力を発揮します。
クランプ
木と木を圧着するクランプ。ボンドでくっつけたところに圧をかけたりビスを打つ前に仮止めしたりと必須道具です。2個1セットあるといいみたいです。
買い足した道具いろいろ
その他にもあった方がいい道具がいろいろとあるので一部紹介します。
皿取りビット
下穴をあけると同時にネジの頭が収まる穴を同時に掘ることの出来る皿取りビット。下穴ドリルとしても使えるので、こちらを買っちゃった方がいいと思います。
ダボとダボ切りドリル
ダボとダボ切りドリル。ダボは6㎜か8㎜がスタンダードのようですが私の買った電動ドライバーのドリルは6㎜、8㎜とも付属していません。5mmという微妙なサイズのはありますが切れ味が悪くて全然掘れません。
初心者が注意すべき失敗ポイント まとめ
脚がヨワヨワなど問題もありますが、部屋が片付いたのでよしとします。木材は全て1x~のSPF材です。