艦これの戦艦・空母の誕生秘話

投稿者: | 2017年3月16日

艦これでお馴染みの戦艦や空母の生い立ちについてまとめました。

画期的だった「金剛」の設計思想

艦これでもすっかりお馴染みの金剛。

1911年に着想され1913年竣工された「戦艦同様の防御力を備えた超巡洋艦」として設計。

速力があれば防御も有利という考えで設計されたようです。

どの海軍も使ったことのない最大口径36センチ砲8門を搭載、装甲25センチ、速度27ノット(時速50キロ)で当時世界最強の巡洋戦艦。

実はこの金剛、イギリスの造船所生まれ。金剛がイギリスを苦しめるとは皮肉な話。

しかしこれで金剛がカタコトで話す謎が解けました。

金剛の出現と巡洋戦艦の終わり

金剛の出現により「巡洋戦艦」という観念は終わり、「高速戦艦」の時代がやってきたとのこと。

艦これでも金剛姉妹は「高速」となっているのも納得です。

なお、 イギリスで金剛の基本的な型が出来ると日本の造船所も直ちに行動を開始。そうして出来たのが三隻の姉妹艦「比叡」「榛名」「霧島」です。

金剛級の出現により、日本は超近代的な巡洋戦艦をもつことになりました。

扶桑・山城~長門・陸奥の誕生

金剛が出来た後、さらに新しい戦艦の計画が出来上がる。

その先鋒が「扶桑」「山城」姉妹。

36センチ砲12門、主装甲の厚さ30センチとパワーアップする一方、速度は24ノット(速度44.5キロ)。

その後、最大速力がさらに早くなった「日向」「伊勢」が誕生。36センチ砲12門、主装甲の厚さ30センチ。

最後に「長門」「陸奥」。

こちらは40センチ砲8門、走行センチ、時速25ノット(時速46キロ)。火力が高い一方低速となっていますが、実際は金剛らとそんなに変わらない。

第一次世界大戦集結直後に竣工されたこの戦艦は、竣工当時最大級の戦艦で世界をざわつかせたもよう。曰く、戦艦設計の極致

これにより、日本は戦艦の設計では世界一であることを証明したそうです。

ワシントン条約で生まれた空母「加賀」

一航戦の「加賀」。実は最初、「長門」の改良型戦艦として誕生したようです。

ところが1921年11月から翌年2月までのワシントン会議で状況が変化。英米日の会議の主な議題は領土問題だったのですが、その中に海軍軍縮条約も。

その内容は主力艦の建造を10年間停止するというもの。

これは戦艦の建艦競争で英米と張りあいたくない日本にとっても歓迎だったようです。

長門・陸奥はワシントン条約を免れたようですが、「長門」の改良型である「加賀」「土佐」(すでに進水していた)、高速巡洋戦艦「天城」「赤城」「愛宕」「高雄」、他戦艦4隻が全て建造取りやめに。

この時、高雄、愛宕は船台上で解体、赤城、天城は航空母艦に改造にすることが決定。

この時加賀も解体と決定しましたが、関東大震災で進水前の天城が大損害を受けたため、天城を解体、加賀を空母に改造することになったそうです。

ちなみに、最初から空母として計画された世界最初の空母が小型航空母艦「鳳翔」。今ままであまり育ててなくてゴメンな・・・と言いたくなりました。

空母建設の裏で

加賀」が空母になった経歴を書きましたが、その裏で巡洋艦も着々と開発が進む。

1918年、新型軽巡洋艦「天竜」「竜田」が誕生。

続いて「球磨」「多摩」「北上」「大井」「木曽」と、提督おなじみの顔ぶれが揃う。

つぎに改良された長良級の「長良」「五十鈴」「由良」「名取」「鬼怒」「阿武隈」が誕生。

これはワシントン条約調印のとき既に進水。

しかし阿武隈や五十鈴が長良級とは知らず。長良より阿武隈や五十鈴を使いがち。

軍縮条約の制限で生まれた夕張

レア艦の部類に入る夕張。これは5000トン級の巡洋艦に搭載する砲火をその半分の排水量に装備したものとのこと。曰く「ハンマーを持った卵の殻」。

最後に川内級。当初6隻の予定だったのが条約の結果半減。残ったのがお馴染みの川内・神通・那珂姉妹というわけです。

6種類の駆逐艦

1918年から1930年の間に6種類の駆逐艦が増強。それが

「樅」型 7隻
「峰風」型 13隻
「若竹」型 12隻
「神風」型 9隻
「睦月」方 12隻
「吹雪」型

「吹雪」型はその後の全ての駆逐艦の標準となったそうです。優遇されるのも納得。いづれ若竹型とか艦これに来るんでしょうか?

1933年、国連を脱退した結果

1932年満州国を独立されると非難轟々。結果、翌年の1933年に国連を脱退、さらに翌年、海軍軍縮条約から脱退。艦隊は拡張へと突き進みます。

拡張には2つのアプローチがありました。1つが主力艦の改造で金剛級巡洋戦艦を高速戦艦へ改造。ついで妙高級や他の戦艦も近代化。

2つ目が建艦促進。1931年既に進水していた「龍驤」を筆頭に、その後9年で「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」など主力空母が誕生。

さらに商船を改造した(!)「祥鳳」「瑞鳳」「大鷹(たいよう)」「沖鷹(ちゅうよう)」「雲鷹」などの小型空母が生まれます。

またこの時期「高雄」級、「最上」級、「利根」級の新型重巡が次々に就役。

駆逐艦においては「暁」型、「朝潮」型、「陽炎」型併せて42隻が新造します。

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