ビスマルク海の戦闘とクラ湾海戦

投稿者: | 2016年7月10日

2月21日アメリカ軍がラバウルから97キロにあたるラッセル島を占領し、山本五十六司令官は緊急事態を察知します。

ガダルカナル島とニューギニアからの挟撃を恐れた山本司令官は東方面艦隊司令官・草鹿恁一中将にニューギニアへ増援を送るよう命令。

3月1日、7隻の輸送団と一隻の石炭船に7000人の陸軍部隊を載せ、駆逐艦8隻の護衛をつけてラバウルを出港。ダンピール海峡からビスマルク海に突入したときにB17爆撃機を先頭とする連合軍の連続部隊で輸送船全部と駆逐艦4隻撃沈という壊滅的な打撃を受けてしまいます。

手痛い失敗ですが、山本長官は目には目を、ということで同じ戦法を東部ソロモンとニューギニアの米海軍の建設を阻害すべきと考えます。こうして発動したのがい号作戦です(4/7~4/16)。

い号作戦では戦闘機、急降下爆撃機、電雷機合わせて300機以上を投入するもさしたる成果はなく、損害は米軍機にくらべ3倍以上という大失敗に終わったようです。

この後、ラバウルから飛行基地視察に向かう途中、ブーゲンビル上で山本司令官の搭載機が撃墜されてしまうのは周知の通りです。

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クラ湾海戦

日本軍は7月5日、コロンバンガラ守備隊に大規模な増援を企画。

秋山輝男少将が兵員と補給品を満載した輸送駆逐艦7隻を駆逐艦・新月、谷月、涼風が護衛する形で南下。

輸送駆逐隊は3隻と4隻の2隊に分かれていました。

これを警報で知った米艦隊は巡洋艦3隻と駆逐艦4隻で迎撃するべく進軍。

かくして7月6日、秋山部隊が計画通りクラ湾を南下、輸送駆逐艦3隻が兵員陸揚げのため南部に向かいますがこの時レーダーで発見されます。

アメリカ軍から発見されて7分後、日本の見張り員が米艦隊を発見。
分派していた4隻の駆逐艦を呼び戻し、発見されていない3隻と共に攻撃に突進します。

17分後、米艦隊全艦が秋山の旗艦・新月に向かって射撃を開始。

新月は大破し、秋山少将は戦死します。

攻撃を免れた谷風と涼風は身長に16本の遠距離魚雷を発射した後退避。

魚雷は米駆逐艦1隻を撃沈します。

この時、秋山少将が呼び戻した4隻が到着、乱入してきます。

これが天霧、初雪、長月、皐月。小競り合いが続いたものの、新月以外の駆逐艦はクラ湾を北上し、離脱に成功。

ただ長月が陸揚げ後座礁して放棄されることに。

クラ湾海戦は待ち伏せされ、絶対不利の中、輸送任務は達成するという鮮やかな戦術的勝利に終わるのでした。

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