AMD贔屓のグラフィックカード比較

投稿者: | 2017年9月21日

PCゲームを快適にプレイするために必要と言われるグラフィックカード。(ビデオカード、グラフィックボードなどと呼ばれることも。本記事ではこれから「グラボ」と呼びます。)

Intel製のCPUだと内蔵グラフィックス機能があり、そこそこのグラフィックは出力出来るのですが、3Dゲームを高画質かつ高フレームレートでやるには明らかに力不足、ということが前回の記事でハッキリしたので調べてみました。

グラボメーカー

グラボ自体は、SAPPHIRE、MSI、Gigabyte、玄人志向などいろんなメーカーから出てますが、そのグラボの心臓部はNVIDIA(エヌビディア)製かAMD製のどちらかです。NVIDIAは「GeForce」シリーズ、AMDは「Radeon」シリーズを展開しています。価格も1万円を切るものから何十万もするものまでありますが、ゲーム用途ならNVIDIAのGTX1080が頂点に君臨するという位置づけのようです。

なので、何十万もするものは基本無視で大丈夫です。それらはどちらかと言うとクリエイター向けで、ゲーマー向けではありません。

NVIDIA「GeForce」とAMD「Radeon」の違い

それぞれのグラボの性能を見る指標は色々ありあますが、有名なのはPassmarkのベンチマーク。ところがPassmarkはNVIDIAを贔屓しているという情報も。また、似たようなスペックのグラボでも、NDIVIAとAMDのものでは、色味などが若干違うようです。

NVIDIAはAMDと比較すると圧倒的にシェアが高く、実際、単純なベンチマークとコスパで比較するとNVIDIA一択のように思えてしまいますが、色味の鮮やかさや動画再生支援の面では、AMDの方が若干優れているようです。

Radeonシリーズには映像のフレームとフレームの間を計算して埋める、というFruid Motionと呼ばれる動画再生支援機能がついており、アニメなどを見る時に特に効果を発揮するようです。ざっくり言うと30fpsが60fpsに上がるという感じでしょうか。なので、アニメ視聴などを主な用途にする際にはRadeonを選んだほうが良さそうです。

一方、ソフトウェアでみると、ドライバーについてはNvidiaは分かりやすい。AMD製はクセがあり、やや使いづらい、といった特徴があるようです。Radeonは何か不具合があっても、まあAMDだしな・・と納得出来る部分がある、玄人向けっぽい雰囲気があります。私のような初心者は避けた方が無難かもしれません。

ベンチマークについては、CPUやゲームとの相性もあり、どちらが優れていると言い切れない部分も多いので、実際のプレイで検証しているサイトなど参考にするといいようです。このサイトではFF14に焦点をあてます(参考:GPU計24製品で試す「FFXIV 紅蓮のリベレーター」公式ベンチマーク。平均60fpsを得るのに必要なスコアはいくつなのか)。

GeForceシリーズはシェアが高いことから供給量も多く、価格も相場で安定していて、性能も分かりやすい。AMD「Radeon」は通貨マイニング特需で在庫が全部なくなったこと等もあり、やや価格が不安定。

なので、ここではAMD「Radeon」について記すことにしました。また、「GeForce」はアメリカ・アマゾンと日本アマゾンの差がなく、日本で買った方が得なことが多いのですが、Radeonに関しては、アメリカ・アマゾンから買った方が得なこともあります。

AMDのグラボ

ハイエンドではGTX1080一択という感じが拭えないので、現実的な路線のミドルクラス、RX4XX 、RX5XX、R9シリーズについて調べてみます。自ずとGeForceシリーズが比較対象になります。

RADEON RXシリーズ

RX 580、570、560、550、480、470、460を調査しました。

RADEON RX 580

AMDの最新のアーキテクチャはVegaですが(今回は除外)、1世代前のPolaris世代のグラボ。

passmarkベンチマーク:8,064ですが、185TDPという消費電力がネック。価格も高いので、このクラスなら三万円以内で買える[NVIDIA GeForce GTX 1060](passmarkベンチマーク:8,715)一択に。メモリ4GBならドスパラでSAPPHIRE 11265-09-20G (RADEON RX 580 4GB OC)が¥27,800(+税)で売ってますが、[GTX 1060 3GB]モデルが¥22,000程度で買えることを考えると、やはり分が悪い。

FF14ベンチでみると、最高品質で11,339と申し分ないですが、GTX1060の3GB版に及ばない模様。ただ、消費電力が300W近いので、FF14ならややオーバースペックな感じです。GTX1060はTi共に225W程度です。

RADEON RX 570

1つ下のRADEON RX 570。ベンチマークは7,040とGTX1060よりも下な上、値段も高いので、特に選ぶ理由が見つからず・・・加えて品薄状態です。

ドスパラでは三万を少し切るようです。中古ならアリかも。

RADEON RX 560

ベンチマークは4,796とGTX 1050(4,363)とGTX 1050Ti(5,741)の間。基盤が短いので、ケースによってはアリ。

送料・為替を考えると、海外との値段差はありません。

2GB版もありますが、さほどメリットはなさそう。

TDPは75で、GTX 1050とGTX 1050Tiと同等レベル。

ただ、やはりGTX 1050Tiのコスパが際立つ結果に。もうやめて・・やめてクレメンス・・

参考サイトにはFF14のRX560のベンチがないので、GTX1050を参考にすると、FF14最高品質(Direct 11、1920×1080)のベンチスコアは6,517と「とても快適」にプレイ出来るレベル(5,000以上で「とても快適」)。フレームレートは22-44と、可もなく不可もない。1600×900まで下げれば、33-55程度。ヌルヌル動くまで、後一歩足りない。

RADEON RX 550

ベンチマークは3,644とGTX 750Ti(3,703)に肉薄。GTX 1030(2,315)よりは高い。FF14最高品質(Direct 11、1920×1080)のベンチスコアは3778なので、「快適」にプレイ出来るレベル(5,000以上で「とても快適」)だが、フレームレートは12-25と心もとない。1600×900まで下げれば、17-34程度。プレイに支障はなさそうだが、ヌルヌル動くわけではない。ただ、値段がRX560とさほど変わらないので、こっちを選ぶメリットはないですが、RX560は品薄がち。

RADEON RX 480 RX 470 RX 460

500番台の前身モデルですが、アーキテクチャが変わったわけでもなく、それなりにパフォーマンスがあるものの、RX 480、及びRX 470は日本に在庫なし。アメリカ・アマゾンは少しありますが、日本発送に対応しているのは見当たらない。

RADEON RX 460はありますが、同じくらいの値段でRX560があるので、そちらでOK。

Radeon R9シリーズ

ハイエンドには当たるものの、品薄&極端な値上がりで、とても選択肢にはなりません。

まとめ

最後に燃え尽きた感じが漂ってきましたが、FF14をプレイするに辺り、Radeonで唯一競争力がありそうなのは「RX560」くらいという悲しい結果に。スリムケースを使っている私の場合、ロープロファイルしか使えないので、選択肢はGTX 1050 Ti 一択となりそうです。
普通のサイズならRX 560を選びたいところなんですが・・

(Visited 1,293 times, 2 visits today)