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【実機レビュー】Fossil「LUTHER BQT1101」ハイブリッド スマートウォッチ~通知機能の使い方を解説

2021年4月30日

fossil ハイブリッドスマートウォッチ LUTHER-BQT1101 文字盤 左下から

以前から気になっていたハイブリッド スマートウォッチ「Fossil LUTHER BQT1101」を購入しました。

※売り切れなので代替品を表示しています。

ハイブリッド スマートウォッチの使い方や機能を解説したいと思います。

カレンダー機能、ストップウォッチ機能や消費カロリーを計測する機能、スマホから通知を受信する機能など、意外と多機能です。

ハイブリッド スマートウォッチとは

時計盤の部分がディスプレイになっているスマートウォッチと違い、「ハイブリッド スマートウォッチ」には物理針があり、「時刻を確認する」という時計本来の機能を損なわない腕時計です。

「ハイブリッド スマートウォッチ」は大きく2種類あり、時計盤がディスプレイタイプのものと、今回購入した「Fossil LUTHER BQT1101」のようにディスプレイではないものが存在します。

同梱物は安全上の注意などが書いた冊子とクイックセットアップガイドのみ。冊子は使用上の注意が書いてあるだけで操作方法は一切記載がなく、セットアップガイドも「スマートフォンにFossil Smartwatchアプリをダウンロードしてインストールしてください」と書いてあるのみです。

Fossil LUTHER BQT1101 ハイブリッドスマートウォッチ ファーストインプレッション

アマゾンの商品画像では小ぶりに見えますが、実際はかなり大きめの文字盤で、サイズは

  • 直径44mm
  • 厚み13㎜

となっています。

重量は実測76g(画像手前のSEIKO クロノグラフは約50g)ですが、付けている限り重さはあまり感じず、普通の時計と何ら変わりません。

分針はカクっと動くタイプ。この辺りは高級感があって良いです。秒針はありません。

Fossil LUTHER BQT1101 操作方法

ハイブリッドスマートウォッチ最大の特徴はスマホとの連携機能。 Fossil LUTHER BQT1101の場合は時計盤右の3つのボタンに各種機能を割り当てることが出来ます。

時刻設定を含め、機能の設定は全てFossilの公式アプリで行います。

初回のみスマホとBluetoothペアリング操作を行いますが、以降はスマホのBluetoothをオンにすると自動で接続されます。

初期設定は公式アプリで案内に従っていくだけでスマホと時計が同期されます。

リューズの位置にあるボタンはリューズに見えますが、ボタンです。時刻設定はアプリから行うと針が自動的に動きます。

ちなみにハイブリッド スマートウォッチは電池式なので充電する必要はありません。電池寿命は約6か月とのことです。

Fossil LUTHER BQT1101 機能と設定方法

さっそくFossil LUTHER BQT1101の機能を見てみます。現在の設定はこんな感じ。

Fossil LUTHER BQT1101の通知機能を設定

中央のボタンには「通知確認機能」を割り当てました(後述)。

上のボタンにスマホを強制的に鳴らす機能を、下のボタンに日付表示機能を割り当てました。

日付表示ボタンを押すと2つの針が動き、盤上の目盛りで日付けを指してくれます。下記画像では2つの針が[28]を指しています(撮影日が4月28日)。5秒後に時刻表示に戻ります。

Fossil LUTHER BQT1101の日付表示機能をテスト
両針が[28]を指し、下のメーターが[DATE]を指している。時針は分針に隠れるようにサイズが調整されている。
ともぞう
ともぞう

余談ですが針がぐるぐる動くところはガジェット感があって良いです。

Fossil LUTHER BQT1101は歩数、距離、消費カロリーを計測する機能を搭載しています。この機能はスマホと同期したとき自動的に計測を始めます。

初期設定で入力した身長・体重と歩数から消費カロリーを算出する仕組み。時計盤の下の方にあるメーター(0-100のところ)は一日の目標歩数の達成率を表示。目標歩数もアプリで設定します。

ハイブリッド スマートウォッチの通知機能

ハイブリッドスマートウォッチを購入した最大の理由が通知機能。スマホが鳴っていても外出中気づかないことが多い私に必要な機能です。

Fossil LUTHER BQT1101通知の割り当て設定画面

設定ができる通知項目は[連絡先]、[アプリ]、[すべての着信]で、[連絡先]は特定の人物から電話がかかってきたときや、SMSが来たときにバイブレーションと針の動きで知らせてくれる機能です。

登録しておいた人から着信・SMSが来た場合、時計がブルっと震えて短針・長針が動き、赤い針が[ALERT]を指します。

5秒ほどで解除されて元の時計へと戻ります。通知確認機能をボタンに設定している場合、ボタンを押すことで再度通知を確認できます。

私の場合は3時の位置に妻からの電話通知を、9時の位置に親からの電話通知を設定。LINEが来たときは1時、Gmailが来たときは2時といった具合。6時の位置のアイコンは「すべての着信」を設定。

Fossil LUTHER BQT1101 通知を割り当てたところ
Fossilアプリでこのように設定。3時の位置は妻のプロフィール画像、9時の位置は父親の名前が表示されています

人物の設定はスマホの連絡帳に登録している人を選択する仕組み。1つの位置に複数人からの通知を設定することも可能です。家族や仕事関係の人などを一括設定したい場合などに役立ちそう

4時の位置に「AccuBattery」というアプリからの通知を設定していますが、プラスアイコンをタップしてアプリを選択するとスマホにインストールしてあるアプリ一覧が表示されます。ここから任意のアプリの通知を設定することが可能です。

Fossil LUTHER BQT1101でアプリ通知の割り当ても

通知を受けるには当然ながらスマホと時計がBluetoothで接続されている必要があります。

ハイブリッドスマートウォッチ その他の機能

その他、ボタンに割り当て可能な機能は

  • ストップウォッチ
  • 第2タイムゾーン
  • モード切替
  • ミュージックコントロール
  • 音量の上下
  • 目標トラッキング
  • 目的地までの所要時間

第2タイムゾーンはアプリ上で都市を選択すると、現地時刻が表示出来る機能。ミュージックコントロールは1回押しで再生・一時停止。2度押しでスキップ、長押しで巻き戻しです。

ミュージックコントロールはSpotify、Amazonプライムミュージック、YouTube Musicで動作を確認済みです。

目標トラッキングを運動前に押すと歩数やカロリーの計測を開始します。

目的地までの所要時間は設定すると目的地を入力する画面に切り替わります。目的地を設定した後は、ボタンを押すと時針と分針で目的地までの所要時間を知らせてくれます。

つくば市から京都市まで設定してみたところ、時針が6時、分針が46分を指しました。これは「6時間46分」かかるということ。合っています。

近場を調べたところ、どちらの針も6分の位置を指しました。一時間以内の場所では2つの針が同じ場所を指すようです。

ボタンの設定はプリセットがあり、ボタンの割り当てをサッと切り替えることが可能です。プリセットの追加も出来るので、シーンに応じた使わけが可能です。

ハイブリッド スマートウォッチのメリット・デメリット

通常のスマートウォッチと比較して、ハイブリッド スマートウォッチのメリットとデメリットを挙げていきます。

ハイブリッド スマートウォッチのメリット

物理針があり時間が確認しやすい
充電不要で使いやすい

普通のスマートウォッチは時刻が常時表示されないものもあり、時刻の確認という点では時針・分針があるハイブリッドスマートウォッチに軍配が上がります。

また、スマートウォッチはモノによっては毎日充電が必要ですが、ハイブリッド スマートウォッチは電池式なので、使おうと思ったらバッテリー切れで使えないといったことがないという利点があります。

電池交換は見た感じ素人では無理。専門店への持ち込みになりそうです。

電池交換は可能でした

コメントで情報提供をいただきました。裏ブタはコイン等で回せば開けられるとのことです。早速500円玉で試してみました。

裏フタの溝に500円玉を差し込んで左へ回すとあっさり回りました。15°ほど回して下に向けると重力でふたが外れます。ボタン電池は「CR2430」で¥300程度。スーパーやホームセンターで普通に販売されている一般的なものです。充電の手間がなく、半年に一度程度¥300くらいのものを買って交換すれば良いだけというのはかなり大きなメリットです。

さらに、通常の時計に見えるため、お堅い職業の方でもさほど違和感なく着けることが可能です。

ハイブリッド スマートウォッチのデメリット

機能が少ない

ハイブリッド スマートウォッチは心拍数の測定や通話機能、お財布ケータイなどには対応しておらず、普通のスマートウォッチと比べると機能は少ないところがデメリットと言えばデメリット。

さらに「Fossil LUTHER BQT1101」の場合、針に蛍光塗料が塗ってないので暗所では針が見えないです。バックライトが欲しかったところ。

通知機能だけ使えればいいや、ということであればOK。

Fossil「LUTHER BQT1101」ハイブリッド スマートウォッチ実機レビュー まとめ

スマートウォッチに興味はあるものの、充電するのが面倒で、通知機能があればそれでいいという方、メカメカしいスマートウォッチは苦手という方におすすめです。

後日談 スマートウォッチを付けだして

実際につけて出かけてみましたが通知機能が大活躍。ブルッと来て時計盤を見ると3時の位置を指している。ズボンのポケットに入れたバイブには気づきませんでしたが、スマホを取り出すと確かに妻からの着信が来てやがる。

その後、父からも電話がありましたが腕時計のおかげで着信に気づくことが出来ました。ズボンのポケットに入れている場合と違い、腕時計は肌に直接触れているのでバイブに気づかないということはないと思います。ちなみにバイブの強さは3段階の設定が可能です。

外出時は電話やLINEを取りこぼすことが多かったのですが、これがあればそういったことがなくなりそうです。また、誰から電話が来たのかが瞬時にわかるので、出なくてもいい電話を無視したり、電話を取り出すまでに心の準備が出来たりします。

Fossil LUTHER BQT1101 ディスプレイステージに設置
ダイソーの「ディスプレイステージ」の上に置く

スペック詳細

通知: アプリアラート、カレンダーアラート、メール、複数のタイムゾーン、ソーシャルメディア、テキスト
機能: アクティビティトラッカー、音楽の制御、交換可能なウォッチバンド、通知、スリープトラッカー、写真の撮影
接続性: Bluetooth Smart Enabled /4.2 低エネルギー
互換性: Android™5.0以降、iOS12.0以降
バッテリー寿命: 最大6か月 (使用量に基づく
ケースサイズ: 44MM
ストラップ交換可能: 22MM
プラットフォーム: LUTHER HYBRID SMARTWATCH
センサー: 加速度計
ストレージ:同期間で最大2週間のデータを保存します
ストラップ幅: 22MM
耐水性: 5 ATM
バッテリータイプ: CR2430

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ともぞう

気になったことはやってみないと気が済まないアラフォーのサラリーマンです。ほかに『Chrome通信』や『初心者による初心者の為のウイスキーの話など。』を運用しています。

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