最低賃金に関する常識が通用しない日本の事情

投稿者: | 2018年1月27日

昨晩、「朝まで生テレビ」をたまたま見ていて、最低賃金に関する非常に面白い考え方があったので、記しておく。

常識的には最低賃金を設定するのはナンセンス

経済学的常識からいうと、最低賃金を設定するのはナンセンス。これはもう明らかで、経済学の初歩の初歩です。

例えば最低賃金が2000円になったらどうなるか。

人件費が上がる➡潰れるところ出てくる➡失業者増える
最低賃金が上がる➡アルバイトをなるべく少なく設定しようとし、ブラック化
1000円の能力しかないのに2000円を出さないといけないので、雇用を控える➡失業者増える

ざっくりとこんな感じで、最低賃金に関しては介入しない方が良いことになっています。

日本の事情

昨日、初めて気づかされたのですが、上記理論には大前提があって、人口が横ばい、または増えているときに当てはまるものなんですね。

日本は遠くない将来人口が深刻なレベルまで減少します。すると、どうなるか。
最低賃金を上げた場合

・人手不足が深刻なので、最低賃金が上がっても、失業者が増えない
・アルバイトをやるのは若者、主婦など、金が入れば全部使う人たちなので、消費が増え、景気が良くなる
・アベノミクスの成功で企業に内部留保が溜まっているので、最低賃金が上がっても潰れるところ少ない
・そもそも日本は中小企業の数が多すぎて、有能な人材も埋もれてしまいがち

このように聞くとなかなか説得力があります。

まとめ

常識的な理論でも、隠された前提があり、それが当てはまらないときには理論が当てはまらないという良い見本だと思います。

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